センサスヤマモト | 受発注・見積 自動化デモホーム
基幹:IBM i(AS/400) / 入替なし・そのまま利用
n8n 4ワークフロー 稼働中

受発注・見積作成の自動化 ── AS/400(IBM i)はそのまま

2026年8月25日(火)| 本デモは、8月4日の壁打ちで坂野様が挙げられた 「見積作成 / 受注登録 / 売上登録 / 発注登録」の4業務 に絞って構成しています。それ以外の機能は「参考」として最終ページにまとめました。

今回のご相談の核心は 2つ。このデモはその2つに答えるために作りました

①「型番で来ない引合」を、定義しきれないほど多い製品の中からどう当てるのか(=精度の問題)/ ②「引き出すのは得意でも書き込むのは苦手」なAS/400へ、どうやって登録するのか(=連携の問題)。この2点を ③精度の設計④AS/400連携 のページで正面からご説明します。

見積作成(AS/400 メニュー 01)
28 件/日
AIが明細まで下書き済み 21件
受注登録(メニュー 02)
19 件/日
打鍵 約9分 → 承認1クリック
売上登録・納品書(メニュー 03)
23 件/日
出荷実績から自動起票
仕入先への発注登録(メニュー 04)
31 件/日
1受注 → 平均 1.6社へ発注

今回のスコープ ── 「引合が届いてから、AS/400に登録が終わるまで」の1本の線

壁打ちで挙げていただいた範囲そのもの
1
引合を受けるFAX・メール・電話・EC
2
「これ何?」を特定する型番なし/省略/誤り を解く
3
自信度で振り分ける自動/確認/人手の3レーン
4
見積を作る単価・掛率・粗利まで下書き
5
AS/400へ登録する見積/受注/売上/発注
このデモで一番お伝えしたいこと: 御社の難しさは「OCRで読めない」ことではありません(読み取りは既に目処が立っているとのことでした)。難しいのは 読み取った後の「で、これはどの型式か」 と、決めた後の「AS/400にどう入れるか」 の2点です。デモもその2点に投資しています。

本日の要対応(AIが自信度順に振り分け)

自動更新
引合チャネルAIの状態AS/400
濃尾製薬(株)岐阜工場
「前回と同じサニタリーの圧力計を8個」=型番の記載なし
FAX自信度 96% 自動レーン見積登録 済
三河食品工業(株)豊橋工場
「これと同じやつを5個」+ 文字盤の写真1枚
メール自信度 88% 確認レーン承認待ち
中部化成工業(株)四日市事業所
「200℃の蒸気ラインに使える差圧のやつ」=要求仕様が成立しない可能性
電話自信度 41% 人手レーン
遠州熱工業(株)浜松工場
誤った型番での依頼(既に廃番・後継品はフランジ寸法が異なる)
FAX自信度 79% 確認レーン承認待ち
知多製油(株)/ 受注確定分
見積承認 → 受注・売上・仕入発注の3伝票を起票
受注3伝票 生成済登録 完了
AS/400 連携ジョブ 稼働状況
本日 71件 登録 / エラー 0件 / 保留 3件(人手レーン)
IBM i正常応答 0.4秒

今回スコープの 想定削減率

※デモ用の試算値
型式の特定
58%
見積作成・見積入力
64%
受注登録(AS/400 打鍵)
86%
売上登録・納品書発行
82%
仕入先への発注登録
74%
在庫・単価の確認
45%
数値はあくまでも仮定です。とくに「型式の特定」は実データで検証してからでなければ数字を出せません。そのためのフェーズ0(精度検証)を導入ステップでご提案しています。

ページ構成(クリックで移動)

今回のスコープ
引合 → 見積作成
FAX・メール・電話の引合を、AS/400の見積入力画面に入る形(品目・数量・単価・掛率)まで組み立てる。
型式特定AI
「型番で来ない」「省略」「そもそも間違っている」引合から、どうやって型式を1つに決めるか。見積作成の中の最難関工程。
③ ★
精度の設計
「90〜95%ないと使えない」というご懸念への回答。自信度で3レーンに振り分け、誤りが業務に流れない形にする考え方。
④ ★
AS/400(IBM i)連携
「引き出すのは得意だが書き込むのは苦手」への回答。IBM公式の事実にもとづく5つの接続方式と、次に確認すべきこと。
受注・売上・発注登録
承認した1つの情報から、AS/400の 受注入力・売上入力・発注入力・納品書発行 まで自動で流し込む。
WF
n8n ワークフロー図
上記を実現する4本のワークフローを、実際のn8nノード構成で図解。AS/400への書き込み経路も明示。
STEP
導入ステップ・ご懸念
フェーズ0=作る前に精度を測る。「見込みが立たないと費用は出せない」というお話への、具体的な進め方。
!
本モックの前提
機能・数値・型式・運用はすべて仮定です。実運用は貴社との協議で決定します。必ずご一読ください。
参考(今回のスコープ外)前回お見せした機能です。今回はご説明しませんが、ご参考までに残しています。
参考
校正期限→更新提案
計器台帳から校正期限を毎朝判定し、更新案内を自動生成。
参考
相見積・納期監視
仕入先へ一斉RFQ。回答をAIが比較表化し、未回答は自動催促。
参考
在庫・拠点照会
拠点・在庫センター・EC在庫を1画面に集約。
参考
その他(校正/廃番/AI上司)
参考機能の一覧ページへ。3機能をまとめてご覧いただけます。
本モックの前提(必ずお読みください)
本デモに登場する機能・画面・業務フロー・数値・型式・在庫数・企業名は、すべて弊社がHPおよび業界特性から想定した「仮定」です。実際の御社の業務手順やシステム構成とは異なる可能性があります。実運用の設計は、貴社へのヒアリングを経た協議のうえで決定いたします。
また、御社が実際にどのメーカー・型式を扱われているかは把握しておりません。画面上の型式・価格・在庫数はすべてデモ用のダミーデータです。

② 型式特定AI ── 見積作成の中で、いちばん難しい工程

「型番で来ない」「省略されている」「そもそも間違っている」。ここが自動化できないと、見積も受注登録も自動化できません。AIは候補と根拠と自信度を出すところまでを担当し、決めるのは人です。以下の4パターンをタブで切り替えてご覧ください。

先にお伝えしておきます: このページの「確度 94%」といった数字はデモ用の仮の値です。御社の実データで検証しない限り、本当の精度は誰にも分かりません(分かると言う会社があれば、それは根拠のない数字です)。「では、どうやって安全に運用するか」③精度の設計 でご説明します。そちらが本題です。
現物の写真(銘板・文字盤)
廃番の旧型番
FAXの手書き仕様
仕様の口頭メモ

お客様から届いた現物写真

三河食品工業(株)豊橋工場 設備保全課読み取り待機
IMG_2417.jpg / 2026-07-24 08:42 受信1,536 × 2,048
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 MPa NAGANO KEIKI CLASS 1.5 TYPE AT3/8-75 x 1MPa No. 23-110452 R3/8
お客様メッセージ:「これと同じものを5個お願いします。急ぎです」
現状は、この写真を見てベテランが型式を当てています。ここがボトルネックであり、同時に御社の一番の強み。AIは「当て方」を模倣し、判断は人が残します。

AIが読み取った仕様

未実行
右上の「AI判定を実行」を押すと、AIが写真から仕様を読み取ります

Before / After

従来
写真を見てベテランが記憶とカタログで照合
1件 約12分/出来る人が2〜3名に限られる
不在時は回答が翌日に
型式特定AI
AIが候補3件+根拠+在庫を提示
1件 約40秒入社1年目でも一次回答が可能
最終判断は人が承認
型式特定が絡む引合を月 300件 と仮定すると、月 約57時間の短縮(デモ試算)。ECの「写真判定サービス」の回答も即時化できます。

AIが参照しているもの(=御社にしかない資産)

参照先内容状態
過去の出荷実績どの客先に・どの型式を・何を選んだか最重要
圧力計 在庫マスタ8,200型式・レンジ/接続/材質/等級連携済
メーカーカタログPDF400社超・型式体系・後継品情報AI検索対象
校正実績データ実際に校正した個体の仕様・使用環境JCSS記録
担当者の最終選択AI候補のうち人が選んだ結果を学習日々学習
これらは他社が持っていないデータです。同じAIを競合が導入しても、この精度は再現できません。使うほど差が開くのがこの機能の本質です。

① 引合 → 見積作成 ── AS/400 の見積入力に入る形まで組み立てる

FAX・メール・電話で届いた引合から、得意先コード・品目コード・数量・単価・掛率までを組み立て、AS/400 のメニュー 01(見積入力)にそのまま登録できる状態にします。読み取り(OCR)自体は既に目処が立っているとうかがったので、ここでは「読み取った後」に注目してご覧ください。

このページの位置づけ: 引合の受付から見積作成までが「①」、その中でいちばん難しい型式の特定が「②」、その精度をどう担保するかが「③」、出来た見積をAS/400へ入れるのが「④⑤」です。1本の線としてつながっています。
FAX(手書き)
メール
EC(圧力計PROショップ)
電話(音声)

受信したFAX引合

濃尾製薬(株)岐阜工場 用役課OCR待機

AI抽出結果 & 自動照合

未実行
読み取り&見積作成」でAIが項目を抽出し、在庫・過去見積と照合します

全チャネル 引合台帳(取りこぼしゼロ)

本日 34件
受信顧客チャネル内容状態担当
08:42三河食品工業メール圧力計 φ75 0-1MPa ×5(写真添付)型式候補提示名古屋・佐野
08:55濃尾製薬 岐阜FAXサニタリー圧力計 ×8 + 校正証明書見積下書き済名古屋・佐野
09:10品川精機 大井ECデジタル圧力計 ×2(カート未確定)カゴ落ちフォロー東京・岩瀬
09:26富山合成樹脂電話ポンプ用 圧力スイッチ 交換品の相談音声要約済富山・寺岡
10:03中部化成工業メール差圧伝送器(特殊レンジ)×1相見積 依頼中名古屋・佐野
10:31遠州熱工業 浜松FAX温度計 バイメタル式 ×12見積送付済浜松・鈴木
11:05知多製油ECお預かり校正 申込(圧力計 6台)校正受付へ校正センター

この機能の狙い

回答速度が武器になる
「圧力計の即納」という強みは、見積回答が速くて初めて成立します。
電話・FAXも同じ台帳へ
口頭で終わっていた引合が数字として残り、受注率が測れるようになります。
粗利率をその場で可視化
値引き交渉の前に、明細ごとの粗利が見えている状態にします。
ECのカゴ落ちも拾う
圧力計PROショップで注文が完了しなかった顧客へ、自動でフォロー。

⑤ 受注・売上・発注登録 ── 承認した1件が、AS/400 の4つの入力に化ける

坂野様が画面共有で見せてくださったメニュー 01 見積入力 / 02 受注入力 / 03 売上入力 / 04 発注入力。ここへ人が打つのと同じ内容を、n8n が自動で登録します画面に文字を流し込むのではなく、画面の裏のデータへ登録するため、担当者が画面を開くと すでに入っている という状態になります。

AS/400(IBM i)の画面イメージ ── 実行すると、この項目が自動で埋まります

画面レイアウトはデモ用の再現です未実行
メインメニュー
01 見積入力
02 受注入力
03 売上入力
04 発注入力
8/4のご質問への回答: 「ここにもう自動で商品名や価格が勝手に入力されるイメージですか?」——見え方はそのとおりです。ただし内部的には、5250画面にキー入力を送っているのではなく、この画面が読み書きしている Db2 for i のデータへ、正規の手順で登録しています。だから画面レイアウトが変わっても壊れません。
正直にお伝えする前提: どの方式(受付テーブル/REST API化/ストアドプロシージャ)で登録するかは、御社のAS/400の構成を確認してから決まります。ここでお見せしているのは「登録されるとどう見えるか」であって、「もう繋がっている」という意味ではありません。

濃尾製薬(株)岐阜工場 / 見積承認 → 4伝票を自動起票

待機中
1
承認は1回だけ見積承認・数量・納期FIX
2
n8nが項目へ変換得意先CD・品目CD・単位・税区分
3
AS/400へ登録+帳票見積/受注/売上/発注 + 納品書
n8n オーケストレーション
確定情報は必ずここを通ってAS/400へ
見積承認
担当者が1クリック
Webhook
項目マッピング
得意先CD・品目CD・掛率・税区分へ変換
Code / Merge
AS/400 01 見積登録
見積番号を採番して登録
IWS REST / SQL CALL
AS/400 02 受注登録
在庫引当・納期確定
IWS REST / SQL CALL
AS/400 03 売上登録
出荷実績をトリガに起票
IWS REST / SQL CALL
AS/400 04 発注登録
欠品分を仕入先へ発注
IWS REST / SQL CALL
納品書・注文書 発行
既存様式のままPDF生成
Template + PDF
チャットワークへ通知
担当者へ結果を報告
HTTP Request
トリガー 変換処理 AS/400(IBM i)への登録 帳票・通知 仕入先発注
上のノードをクリックすると、そのシステムに実際に登録された内容をプレビューできます。

AS/400 へ登録される項目(承認は1回だけ)

元の情報AS/400 側の登録先状態
得意先(濃尾製薬 岐阜工場)→ 得意先コード01 見積 + 02 受注 + 03 売上 のヘッダ待機
型式・数量(サニタリー圧力計 ×8 ほか3品目)→ 品目コード01/02/03 の明細行待機
売単価・掛率・税区分(得意先マスタの掛率を適用)01 見積 + 03 売上(金額欄)待機
納期 9/5 / 在庫引当の可否02 受注(納期・引当区分)待機
欠品2品目 → 仕入先コード・仕入単価04 発注(仕入先別に分割)待機
登録元の区分(AI自動 / 人承認)と実行ログ備考欄 + n8n 実行履歴待機

Before / After

従来(手打鍵)
同じ内容を 01→02→03→04 と4回打鍵
1件 約17分(明細点数により変動)
打ち間違い・打ち漏らしが後工程で発覚する
自動登録
承認1クリックで4伝票+帳票
1件 約2分(内容確認のみ)
登録内容はチャットワークへ即通知
受注 月400件と仮定 → 打鍵を月約100時間削減(デモ試算・要ヒアリング)。
ここは型式特定と違い、精度の議論がほぼ不要な領域です。決まった内容を決まった場所に入れるだけなので、効果が読みやすく、最初に着手する価値が高いと考えています。

③ 精度の設計 ── 「90〜95%ないと使えない」への回答

坂野様のご指摘はまったく正しいと考えています。ただ、私たちが取るべき手は「AIの精度を95%まで上げる」ことではなく、「AIが間違えても、その間違いが業務に流れない構造にする」ことです。このページはその設計のご説明です。

「AIの精度」ではなく「自動化率 × 実効精度」の2軸で考えます

AIには必ず自信度を返させます。自信のあるものだけ自動で流し、自信がないものはAI自身に「わかりません」と言わせる。すると誤りが業務に流れるのは自動レーンだけになり、そのしきい値は御社が決められる数字になります。「AIの精度」という制御できない変数が、制御できる設定値に変わります。

まず、なぜ「定義」ができないのかを分解します

壁打ちでいただいた「定義が死ぬほどありすぎる」の中身
引合の来かた具体例今どう解いているかAIに解かせる方法
① 型番で来る
「AT3/8-75×1MPa を5個」そのまま検索・入力マスタ照合のみ。AIはほぼ不要。ここは自動化率が最も高い
② 型番が省略されている
「75の1MPa、前と同じで」担当者がその客先の過去実績を思い出す顧客 × 過去出荷実績の照合。「誰が何を買ったか」は基幹に全部ある。AIより検索の設計が効く領域
③ 型番がない(言葉だけ)
「ポンプの出口に付ける丸いやつ、目盛は0〜1で下から配管」ベテランが仕様に翻訳して当てる言葉 → 仕様項目への変換をAIが担当(レンジ/口径/接続/材質/等級)。ここが生成AIの本領
④ 型番が間違っている
最難
「200℃の蒸気に使える差圧計を」=その仕様では成立しないベテランが気づいて指摘するAIは「答える」より「矛盾を指摘する」方が得意。成立しない要求の検出だけでも価値が出る
やってはいけない進め方
「まず定義を全部書き出す」
「これだからこれ」というルールを人が列挙し、それをAIに教え込む方式。数百万型式・数十年分の例外があるため、書き出しは絶対に終わりません。ここで止まっている、というのが8/4のお話でした。
私たちが取る進め方
「定義は書き出さない。実績から逆算する」
必要なのは「過去の引合の文面」と「最終的に出荷した型式」のペアだけです。これは すでに御社の基幹システムの中にあります(受注データ+メール/FAX原本)。ルールを言語化する作業を、まるごと省きます。

核心:自信度で 3レーンに振り分ける

しきい値を動かすと、自動化率と誤りの数がどう動くかをご覧くださいデモ試算
自動レーンの自信度しきい値 90%
60%(自動化を優先)99%(安全を優先)
月間の引合件数(仮定)
700
現状の1件あたり平均 14分 で試算
自動
確認
人手
自動レーン
45%
312 件/月
AIが型式を確定し、そのままAS/400へ登録。人は結果を後追いで見るだけ。
このレーンの実効精度
99.3%
確認レーン
45%
316 件/月
AIが候補を3件+根拠つきで出し、担当者は1クリックで選ぶだけ。ゼロから調べる作業が消える。
正解が候補3件に入っている率
97.1%(デモ試算)
人手レーン
10%
71 件/月
AIが「わかりません」と申告し、従来どおりベテランが対応。今より悪くなることは起きません。
AIが手を出さない理由
推測で答えると誤った型式選定につながるため、自信度60%未満は意図的に保留します。
誤ったまま業務に流れる件数(=本当に怖い数字)
2.3 件/月
確認レーン・人手レーンの誤りは人が止めるのでカウントしません。つまりこの数字は しきい値を上げれば必ず減らせます「AIの精度」ではなく「御社が決める設定」である、というのがこの設計の要点です。
月間の削減時間(引合の一次処理のみ)
120 時間/月
現状 163時間/月 → 43時間/月しきい値を99%(最も安全)にしても削減は残ります。候補提示だけでも「ゼロから調べる」工程が消えるためです。
現実的な始め方: 最初は しきい値を99%(=自動レーンをほぼゼロ)に設定して開始することをおすすめします。全件を人が確認するので、今の業務品質は絶対に落ちません。そのうえで「AIの提示と、担当者が実際に選んだ型式」を毎日突き合わせ、実測の一致率を見ながら段階的にしきい値を下げていく。これなら、精度の議論を導入前の想像ではなく、導入後の実測で行えます。

精度は「作った時点」ではなく「運用で」上がります

担当者の最終選択が、そのまま正解データになる
確認レーンで「候補2を選んだ」という操作が、次のAIの学習材料です。入力作業を別途お願いする必要がありません。
「AIが外した案件」だけを毎週見る
全件レビューは続きません。外した案件だけをリスト化し、週30分で振り返る運用にします。
顧客ごとに賢くなる
「この客先のこの言い回しは、いつもこの型式」という偏りは非常に強く出ます。全体精度より主要顧客での精度が先に上がります。
これは競合が真似できない部分です
同じAIを他社が入れても、御社の過去実績は持っていません。精度を決めているのはモデルではなくデータです。

それでも誤りが出たときの安全装置

AS/400側で守る
装置内容
自動レーンでも「見積」まで自動で登録するのは見積伝票だけにし、受注・売上・発注は必ず人の承認を挟む——という段階設定が可能です
金額・数量の上限「1件○○万円超」「数量○○個超」は自動レーンから外し、必ず人へ回す
新規顧客・新規型式は自動対象外過去実績が無い=AIが最も外しやすい条件。初回は必ず人が見る
登録元の記録AS/400へ登録した伝票には「AI自動 / 人承認」の区分と実行ログを残します。後から追跡・取消ができます
いつでも止められるn8n のワークフローを1クリックで停止すれば、翌日から完全に従来の運用へ戻ります(既存業務は一切変えていないため)
ここに挙げた条件(金額上限・対象顧客・自動化する伝票の種類)は、すべて御社が決める設定値です。私たちが勝手に決めるものではありません。
このページの数値について
自信度の分布・レーン別の件数・実効精度・削減時間は、すべて弊社が仮に置いた試算値です。実際の数字は、御社の過去データで検証しない限り出せません(出せると言う会社があれば、それは根拠のない数字です)。その検証を、開発着手の前に低コストで行うのがフェーズ0です。

④ AS/400(IBM i)連携 ── 「書き込みは苦手」の正体と、その回避策

8/4に坂野様がおっしゃった「引き出すのは得意だけど、こっちが連携させるのは苦手なシステムだと思う」。この認識は半分は正しく、半分は誤解だと考えています。ここではIBM社の公開情報を根拠に、実際に何ができるのかを整理します。

まず事実:AS/400 は「古いシステム」ではなく、現行製品です

IBM公式情報にもとづく
名前が変わっただけで、系譜は同じ
AS/400(1988)→ iSeries → System i → 現在は「IBM i」
IBM Power サーバー上で動くOSの正式名称が IBM i です。世代交代してもアプリが動き続けることを最優先に設計されており、それが「基幹を替えられない」現状の理由でもあり、強みでもあります。
最新版は IBM i 7.6(2025年)
2025年4月8日 発表 / 4月18日 一般提供開始。前版 7.5 は 2022年5月から。
約3年周期で新版が出続けている現役の製品です。「サポートが切れた古い箱」ではありません。連携の相談先が今もIBMにある、ということでもあります。
OSにデータベースが内蔵されている
IBM i には Db2 for i が統合されています。つまり御社の見積・受注・売上・発注のデータは、すでにSQLで読み書きできるテーブルとして存在しています。ここが最大のポイントです。
出典:IBM「IBM i」製品ページ(ibm.com/jp-ja/products/ibm-i)/ IBM Support「IBM i 7.6」(ibm.com/support/pages/ibm-i760)/ IBM Documentation「IBM HTTP Server for i (5770-DG1)」

「書き込みが苦手」── 何が正しくて、何が誤解か

正しい部分
あの緑の画面(5250画面)は、人が打つ前提で作られています。
画面は「表示ファイル」という定義で作られており、外部のプログラムから画面を操作する仕組みは想定されていません
ですから「画面に外から文字を打ち込む」やり方(=画面エミュレータのRPA)は、画面が1行ずれただけで壊れます。ここを心配されているなら、その心配は正当です。私たちもこの方式は推奨しません。
誤解されている部分
書き込みの入口は、画面だけではありません。
画面の裏側には Db2 for i のテーブルがあり、その手前には 受注登録などを実行するRPGプログラムがあります。この2つは、外から正規の手順で呼べます。
つまり「画面に打ち込む」のではなく「画面が読み書きしている場所へ直接入れる」。結果として、担当者が5250画面を開くとすでに入力済みになっている——これが正しいイメージです。
8/4のご質問「ここに勝手に入力されるイメージですか?」への正確な回答:
見え方としては「はい」ですが、仕組みとしては違います。画面に文字を流し込むのではなく、画面の裏のデータへ登録します。そのため画面レイアウトが変わっても壊れませんし、人が打ったのと同じ検証ロジック(在庫引当・採番・与信チェック)が働きます。ここは大事な違いなので、次回 代表の片川からも改めてご説明させてください。

AS/400 へ書き込む 5つの方式(実現性の高い順)

御社の環境が判明したら、この中から選びます
方式 1 / 推奨
受付テーブル方式
Db2 for i に「AI受付」用のテーブルを1本だけ追加し、n8nはそこへINSERTするだけ。本登録は、御社の既存の取込プログラム(またはRPGを1本新規作成)が行います。
利点:既存プログラムを1行も変更しません。何かあれば受付テーブルを見れば全部わかる。ロールバックも容易。
必要なもの:Db2への接続許可+RPG(またはCL)を1本書ける保守ベンダー
方式 2 / 推奨
既存RPGを REST API化
IBM i 標準の Integrated Web Services (IWS) for i(IBM HTTP Server for i / 5770-DG1 に同梱)を使うと、既存のRPG/COBOLプログラムを、ソースを書き換えずにREST APIとして公開できます。n8nの HTTP Request ノードから普通に叩けます。
利点:受注登録の業務ロジックをそのまま再利用。人が打った時と完全に同じ結果になります。
必要なもの:5770-DG1の導入状況の確認/対象プログラムの入出力パラメータの把握
方式 3
ストアドプロシージャ CALL
RPGプログラムをSQLのストアドプロシージャとして登録し、ODBC/JDBC 経由で CALL するだけで実行できます。IBM提供のJTOpen(jt400)はオープンソースのJDBCドライバで、Maven Central から入手できます(IBM Public License)。
利点:HTTPサーバーを立てなくてよい。方式2と同じく業務ロジックを再利用できる。
必要なもの:Db2 for i への ODBC/JDBC 接続の許可
方式 4
IFS ファイル連携(バッチ)
IBM i の IFS(統合ファイルシステム)へ CSV を置き、既存のバッチ取込処理に乗せる方式。すでに「他システムからCSVで取り込む枠」がある企業が多く、その場合はこれが最短です。
利点:実装が最も軽い。夜間バッチとの相性が良い。
弱点:リアルタイムではない(受注即時反映には不向き)
方式 5 / 最終手段
5250画面エミュレータ RPA
実際に画面を開いてキー入力を送る方式。これは他の4方式がすべて使えない場合の最終手段として位置づけます。
弱点:画面レイアウトの変更・処理待ちのタイミング・エラー画面で簡単に壊れます。坂野様が懸念されているのは、まさにこの方式のことだと思います。
方針:私たちはこれを前提にした提案はしません。
n8n 側
n8n からの接続手段
n8n には Db2 for i の公式ノードはありません。(この点は正直にお伝えします)接続は次のいずれかになります。
HTTP Request ノード(方式2のREST APIを叩く)=最も素直
② ODBC系のコミュニティノード(IBM i 向けのものが公開されていますが、保守主体が個人のため業務利用は要検討)
薄い中継APIを自社で1本立てる(Node.js+jt400/ODBC)=方式1・3と組む時の定番
結論:①か③。②は評価対象からは外しませんが、依存はしません。
方式リアルタイム性既存プログラムの改修壊れにくさ先に確認が必要なこと
1. 受付テーブル◎ 数秒不要(新規1本のみ)Db2への接続許可/取込プログラムを書ける体制
2. IWS で REST API化◎ 即時不要(公開設定のみ)5770-DG1 の導入状況/対象プログラムのパラメータ
3. ストアドプロシージャ CALL◎ 即時登録作業のみODBC/JDBC 接続の可否(ホストサーバーのポート)
4. IFS ファイル連携△ バッチ既存枠があれば不要既存のCSV取込の枠があるか
5. 5250 画面 RPA不要×—(最終手段。推奨しません)
どれになるかは、御社のAS/400の中身を見ないと決められません。ただ重要なのは、「連携できるかどうか」ではなく「どの方式が最適か」という段階の話であるということです。「そもそも繋がらないかもしれない」という段階ではありません。

次回(8/25)までに、可能な範囲でご確認いただきたい5点

これが分かれば、方式と工数がほぼ確定します
確認したいこと確認方法の例なぜ知りたいか
① IBM i のバージョンコマンド DSPPTF(先頭の VxRxMx)/保守ベンダーへ質問7.1以前だと使える連携方式が減ります。7.3以降なら選択肢はかなり広いです
② IBM HTTP Server for i(5770-DG1)が入っているかGO LICPGM → オプション10(導入済ライセンス・プログラム表示)入っていれば 方式2(REST API化)がそのまま使えます
③ 見積入力・受注入力は RPGプログラムか保守ベンダーへ「この画面の裏のプログラム名とソースはありますか」と質問ソースが手元にあるかどうかで、方式2・3の可否が決まります
④ 外部から Db2 for i へ接続してよいか情報システム/保守ベンダーへ確認(社内ネットワーク内に限定でOK)方式1・3の前提。社内サーバーに n8n を置けば、社外に出る通信はありません
⑤ 保守ベンダーはどこか・どこまで動いてもらえるか私たちが直接AS/400を触るのではなく、ベンダー様と役割分担する形が最も安全で安価です
この5点は、無料でご一緒に確認します。費用が発生するのは、方式が決まり「何をいつまでに作るか」が確定してからです。8/4にご懸念いただいた「先行きが見えないまま費用がかかる」状態にはしません。
このページについて
IBM i に関する記載(製品の系譜/バージョン/Db2 for i の統合/Integrated Web Services/JTOpen)はIBM社の公開情報にもとづく事実です。一方、御社のAS/400の具体的な構成・導入オプション・プログラム構造は把握しておりません。上の5方式のうちどれが採用可能かは、確認の結果によって変わります。画面イメージ・メニュー番号・テーブル名はすべてデモ用の想定です。

参考機能 ── 今回のスコープ外

前回(7/24)のモックに収録していた機能です。今回のご相談は「見積作成・受注登録・売上登録・発注登録」に絞るとのお話でしたので、こちらは参考としてのみ残しています。ご説明の予定はありませんが、ご興味があればご覧ください。

以下はすべて「参考」です。今回の提案・見積の対象には含みません。

8/4の壁打ちで坂野様より「人事教育・経費精算などは別の担当が進めており、自分が手を出すつもりはない。今一番手が届いていないのは見積と受発注登録」とうかがいました。その方針に沿って、今回のスコープはあくまで受発注・見積のワークフローとし、これらは切り離しています。

参考機能 一覧(クリックで各ページへ)

参考
参考
校正期限 → 更新提案
計器台帳から校正期限を毎朝判定し、90/60/30日前に案内文・見積・台帳PDFを自動生成。受発注とは別テーマですが、収益インパクトは最も大きいと考えています。
参考
相見積・納期監視
在庫にない品を複数の仕入先へ一斉照会し、回答をAIが比較表に集約。未回答は自動催促。発注業務の隣接領域のため、将来つながる可能性はあります。
参考
在庫・拠点照会
拠点・在庫センター・EC在庫を1画面に集約し、チャットで即答。見積時の在庫確認という形で今回スコープにも一部かかります。
参考
校正センター(進捗・証明書)
お預かり品の進捗カンバンと、JCSS証明書・成績表・体系図の自動生成。判定と署名は有資格者のまま。
参考
廃番・後継品ウォッチ
メーカーの生産中止案内を自動収集し、過去納入先を横串で抽出して提案文を下書き。
参考
AI上司(選定ナレッジ)
型式選定の判断基準を社内ナレッジ化し、出典つきで即答。②型式特定AIの土台でもあるため、今回スコープと地続きです。

なぜ「参考」に落としたか

坂野様が「今そこは求めていない」と明言されたため
求められていない機能を並べることは、提案の焦点をぼかすだけだと考えました。
OCR・読み取りはすでに目処が立っているとのことだったため
前回モックはOCRを前面に出していましたが、今回は「読み取った後」に投資し直しました。
費用の見通しを立てやすくするため
対象業務を絞れば、工数も金額も明確になります。「先行きが見えないまま費用がかかる」状態を避けるための絞り込みでもあります。
ただし、基盤(n8n)は共通です
今回スコープで n8n と AS/400 の接続ができていれば、これらは後からワークフローを足すだけで実現できます。n8n は1アカウントでワークフロー数の制限がありません。土台を作る価値はここにもあります。
参考ページ ── 今回のご提案スコープには含みません

今回は「見積作成・受注登録・売上登録・発注登録」に絞っています。本ページは前回モックからの参考です(発注業務の隣接領域のため、将来つながる可能性はあります)。

相見積AI・納期監視 ── 400社の窓口を1つに束ねる

メーカー・代理店ごとにFAX・メール・Web発注とバラバラな窓口へ、一斉に見積/納期照会。返信メールをAIが読み取って比較表に自動集約し、未回答先には自動で催促します。

中部化成工業(株)四日市事業所 / 差圧伝送器(特殊レンジ・防爆)1台

在庫品ではないため、仕入先へ相見積未送信
1
対象の仕入先をAIが選定過去実績・取扱範囲・納期から5社
2
チャネル別に一斉送信メール3社・FAX1社・Web発注1社
3
返信をAIが構造化・比較単価/納期/型式を自動抽出
最安
東海計装サービス
一次代理店/メール
— 円
納期
送信待ち
推奨
中部プロセス機器
特約店/メール
— 円
納期
送信待ち
推奨
濃尾計器商会
代理店/FAX
— 円
納期
送信待ち
推奨
日本フロー機器
メーカー直/Web発注
— 円
納期
送信待ち
推奨
西濃制御機器
代理店/メール
— 円
納期
送信待ち

発注残・納期遅延の自動監視

回答未着・納期超過をn8nが毎朝チェック要対応 4件
発注No.仕入先品目回答納期客先納期状態AIのアクション
PO-26071142中部プロセス機器電磁流量計 50A7/227/26納期超過 2日仕入先へ督促+客先へ遅延連絡文を下書き
PO-26071098日本フロー機器差圧伝送器(防爆)8/10回答未着 3日自動催促 2回目を送信済み
PO-26070977西濃制御機器圧力スイッチ ×208/58/1客先納期に間に合わず代替品2型式を提示・分納案を作成
PO-26071203東海計装サービスバイメタル温度計 ×127/288/3順調入荷3日前に出荷準備を自動通知
PO-26071155濃尾計器商会ダイヤフラムシール付 圧力計7/317/31余裕なし前倒し可否を仕入先へ自動照会

返信メールをAIが構造化(例)

差出人濃尾計器商会 営業部 <info@example.co.jp>
件名Re:【御見積依頼】差圧伝送器 特殊レンジ 1台
いつもお世話になっております。
ご依頼の件、下記にてご回答申し上げます。

品名:差圧伝送器(防爆型・特殊レンジ仕様)
お見積:¥188,500-(税別)
納期:ご注文後 8営業日
※ 数量2台以上の場合、単価 5% 引き可能です。
※ 校正証明書付は別途 ¥12,000 申し受けます。
単価
¥188,500(税別)
99%
納期
8営業日 → 8/5 着 見込
96%
数量条件
2台以上で 5% 引き
89%
オプション
校正証明書 +¥12,000 → 見積へ自動追加
94%

Before / After

従来
仕入先ごとに手作業で送信(メール/FAX/Web)
返信を待ってExcelへ手入力して比較
催促は気づいた人が電話
1案件 約45分+待ち時間
相見積AI
ボタン1つでチャネル別に一斉送信
返信メールをAIが自動で比較表化
未回答は48時間で自動催促
1案件 約8分
ご懸念への先回り:「メーカーとの関係上、機械的な一斉送信はしづらい」場合は、送信前に人が宛先と文面を確認する半自動で運用できます。取引条件の機微な相手は自動送信の対象から外す設定も可能です。
参考ページ ── 今回のご提案スコープには含みません

ただし「見積作成時の在庫確認」という形では、①引合→見積 の中に一部かかってきます。単独機能としてのご提案はしていません。

在庫・拠点照会 ── 「在庫ありますか」の電話をなくす

在庫管理センター・4営業所・EC(圧力計PROショップ)の在庫を1画面に集約。営業所からはチャットで型式を投げるだけ。EC在庫は実在庫と常時同期し、売り越しを防ぎます。

在庫型式数(圧力計)
8,200
14時までの注文で当日出荷
即納率(当日出荷)
83 %
+6pt(在庫照会の即答化による)
拠点→在庫Cへの在庫確認電話
-71 %
1日 42件 → 12件(デモ試算)
EC在庫と実在庫の誤差
0 型式
同時転記により常時一致

在庫一元ビュー

リアルタイム
型式在庫C名古屋東京富山浜松EC公開数引当状況

チャットで在庫照会(Teams/LINE WORKS 等)

富山営業所
AT3/8-75の1MPa、在庫ある?至急5個
在庫BOT(n8n)
AT3/8-75 × 1MPa
  • 在庫センター(名古屋):12個 即納可
  • 富山営業所:1個
  • 本日14:00までの確定で翌日午前 富山着
引当しますか? 「5個引当」と返信すると、基幹へ引当・出荷指示まで自動で流します。
在庫管理センター DB 配送リードタイム表
5個引当
在庫BOT(n8n)
引当しました。
  • 基幹:受注No. SO-26072411 を作成
  • 在庫センター:ピッキング指示を送信
  • EC在庫:12 → 7 に自動反映
3系統へ同時反映済み

EC(圧力計PROショップ)連携 ── 二重管理をやめる

在庫の双方向同期
実在庫が動けばEC公開在庫も自動更新。EC受注は基幹へ自動起票。売り越し・二重入力ゼロ
EC問い合わせの一次対応
「納期は?」「この型式ありますか?」にAIが在庫を見て即答。人は例外だけ対応。
写真判定サービスの即時化
ECの写真判定フォームに投稿された画像を型式特定AIが処理し、候補型式+在庫+購入リンクを自動返信。
確認事項: ECのプラットフォーム(カートシステム)と、在庫データの持ち方(基幹/独立DB/CSV)によって連携方式が変わります。API提供の有無を商談時にご確認させてください。
参考ページ ── 今回のご提案スコープには含みません

校正センターの進捗管理・JCSS証明書の自動生成です。8/4のお話では優先度が低いとのことでしたので、参考としてのみ残しています。

校正センター ── 預かり品の進捗と、証明書づくりを自動化

受付から返送までのステータスを自動更新し、顧客には節目ごとに自動連絡。JCSS校正証明書・検査成績表・トレーサビリティ体系図は測定値から自動生成し、人は検証と承認に集中します。

お預かり中
47
JCSS 18台 / 一般校正 29台
平均リードタイム
6.2
−2.4日(書類作成の自動化)
「今どこ?」の問い合わせ
-78 %
進捗の自動通知による(デモ試算)
証明書 自動生成
92 %
残8%は特殊仕様で手作業

お預かり品の進捗ボード(自動更新)

依頼・見積 → 荷受・現品確認 → 校正作業 → 書類作成 → 返送納品各段階で顧客へ自動連絡
受付・見積9
知多製油(株)圧力計 6台/EC申込見積 自動下書き済
品川精機(株)圧力計 4台/期限アラート発自動起票
北陸都市ガス(株)JCSS 3台JCSS
荷受・現品確認11
三河食品工業(株)圧力計 8台/1台 型式相違確認連絡 下書き
富山合成樹脂(株)圧力計 5台受領通知 送信済
校正作業14
中部化成工業(株)JCSS 6台/液体媒体測定値 自動取込
濃尾製薬(株)一般校正 9台作業中
書類作成8
遠州熱工業(株)JCSS 12台/証明書 自動生成済承認待ち(クリックで表示)
東海精密機工(株)一般校正 3台承認待ち
返送・納品5
知多製油(株)四日市返送予定 7/25(希望 7/24)遅延・連絡文 下書き
品川精機(株)本日発送/PDF送付済完了・次回期限を登録
返送完了と同時に、次回校正期限(通常1年後)が計器台帳へ自動登録されます。これが次ページ「校正期限→更新提案」の入り口になります。校正は売って終わりではなく、1年後の商談が確定している商材です。

顧客への自動連絡(節目ごと)

受付
「校正依頼を承りました」
受付番号・概算費用・返送予定日を自動で返信
荷受
「現品を受領しました(8台)」
個体番号の一覧つき。相違があればその場で確認依頼
作業
「校正作業に着手しました」
返送予定日を再計算して通知
完了
「完了しました/証明書PDFを送付」
JCSS証明書・成績表・体系図をまとめて添付
発送
「本日発送しました(追跡番号◯◯)」
次回校正期限も併記して案内
1年後
「次回校正の時期が近づいています」
90日前に自動案内 → 更新提案へ

JCSS/ISO 17025 の記録要件との関係

記録の自動化は「監査に強くなる」方向に働きます
誰が・いつ・どの標準器で・どの測定値を得たか。n8nが処理ログを残すため、証跡が手作業より確実に揃います。
判定・承認は必ず人が行います
AIは書類の「下書き」まで。校正結果の妥当性判断と署名は、これまで通り有資格の担当者が行う設計です。
校正データは社外に出さない構成も可能
n8nは自社サーバー/オンプレミスに設置できます。測定値や顧客の計器台帳をクラウドへ出さない運用が選べます。
要確認: 校正証明書の様式・記載項目・承認フローは認定範囲に関わるため、現行の様式をそのまま再現する形で設計します。既存の帳票フォーマットをご提供いただく前提です。
参考ページ ── 今回のご提案スコープには含みません

受発注業務とは別テーマですが、収益インパクトは最も大きいと考えている機能です。今回の土台(n8n × AS/400連携)ができれば、後からワークフローを足すだけで実現できます。

校正期限 → 更新提案 収益インパクト最大

校正周期は通常1年。過去に校正した計器は、1年後に必ず再校正が発生する「確定した商機」です。n8nが毎日期限を判定し、90/60/30日前に営業通知・顧客案内・見積下書きまでを自動で行います。

計器台帳 登録台数
3,840
過去の校正実績から自動構築
90日以内に期限到来
128
32社・想定 ¥4,720,000(デモ値)
校正 更新率
54% 81%
先回り案内による想定改善(デモ試算)
取りこぼし削減の年間見込
¥12.4M
※ 前提を置いた概算・要ヒアリング

期限アラート / 90・60・30日前で段階的にアクション

毎日 6:00 に n8n が自動判定本日分 38台を検知
顧客計器・型式台数前回校正次回期限残日数自動アクション状態
富山合成樹脂(株)
富山営業所・寺岡
圧力計 AT3/8-75×1MPa ほか
JCSS 4台含む
142025/08/222026/08/2229日顧客へ案内メール送信済 + 見積添付返信待ち
品川精機(株)大井工場
東京営業所・岩瀬
圧力計・圧力スイッチ82025/09/152026/09/1553日60日前アラート → 案内メール下書き承認待ち
遠州熱工業(株)浜松工場
浜松営業所・鈴木
圧力トランスミッタ ほか222025/09/282026/09/2866日営業へ通知(訪問候補日も提示)営業アプローチ中
中部化成工業(株)四日市
名古屋本社・佐野
JCSS 校正対象一式192025/10/102026/10/1078日90日前アラート → 見積を自動生成承認待ち
北陸都市ガス(株)供給技術部
富山営業所・寺岡
圧力計・圧力トランスミッタ312025/10/192026/10/1987日90日前アラート → 台帳PDFを添付案内承認待ち
三河食品工業(株)豊橋工場
名古屋本社・佐野
サニタリー圧力計342025/07/302026/07/306日受注確定 → 校正センターへ自動予約受注済

月別 校正期限の到来台数(=月別の確定商機)

先が読めるので、校正センターの要員計画にも使えます
2026年 8月
168台
2026年 9月
232台
2026年 10月
304台
2026年 11月
196台
2026年 12月
140台
2027年 1月
352台
10月と1月に山があります。校正センターの受入能力を超える見込みのため、AIが「8〜9月に前倒し案内」する対象を抽出しました。平準化しながら、早期受注も取れます。

自動生成される案内メール(下書き)

宛先富山合成樹脂株式会社 設備管理課 御中
件名【ご案内】計測機器 定期校正の時期が近づいております(8月期限 14台)
いつも大変お世話になっております。
センサスヤマモト 富山営業所の寺岡でございます。

弊社にて前回校正を承りました貴社の計測機器につきまして、2026年8月22日に校正有効期限を迎えるものが14台ございます。

内訳・個体番号は添付の「計器台帳」をご確認ください。
JCSS校正が4台、一般校正が10台の想定にて、概算お見積も併せて添付しております。

お預かり期間は約6営業日を見込んでおります。
生産に影響が出ないよう、代替機の貸出もご相談を承ります。

ご都合のよい搬出時期をお知らせいただけますと幸いです。
効くポイント: 顧客は自社の計器の校正期限を正確には管理できていないことが多い業務です。台帳ごと還元することで、「センサスヤマモトに任せておけば管理されている」状態を作れます。乗り換えコストが跳ね上がります。

この機能を成立させる唯一の条件

① 過去の校正履歴がデータで残っていること
紙・Excel・専用システムのいずれでも構いません。顧客/型式/個体番号/校正日の4項目が揃えば台帳を構築できます。
② 個体を識別できること
個体番号(製造番号)で管理されていれば理想。無い場合は「顧客×型式×数量」単位で運用を開始し、以降の入庫から個体管理へ移行します。
③ 顧客が「まだ使っているか」の確認
廃棄・更新された計器を除外する必要があります。案内メールに「使用終了の連絡フォーム」を入れて台帳を自動で綺麗にしていきます。
商談での確認事項:「過去の校正履歴はどこに・どの形式で残っていますか?」この1問への答えで、この機能の立ち上がり速度がほぼ決まります。
参考ページ ── 今回のご提案スコープには含みません

メーカーの生産中止案内から、過去納入先を横串で抽出する機能です。前回モックからの参考として残しています。

廃番・後継品ウォッチ ── 生産中止案内を「商機」に変える

400社超のメーカーから届く生産中止・仕様変更の案内を、n8nがメールとメーカーサイトから自動収集該当型式を過去に納めた顧客を横串で抽出し、後継品の提案文まで下書きします。

今週 検知した 生産中止・仕様変更(自動収集)

出典:メーカー案内メール/メーカーサイトの製品情報6件 検知
対象型式・シリーズ区分生産終了保守終了該当顧客該当台数推奨後継品(AI)想定売上
電子式圧力スイッチ Aシリーズ
検知元:メーカー案内メール 7/22
生産中止2026/122031/1214社22後継 A2シリーズ
取付互換あり・配線変更要
¥1,320,000
デジタル圧力計 Dシリーズ(旧型)後継移行2027/032032/039社31D-Ⅱ形
寸法互換・精度向上
¥2,170,000
バイメタル温度計 T-100 一部レンジレンジ廃止2026/096社18近似レンジへ変更
要 客先仕様確認
¥468,000
圧力トランスミッタ 防爆仕様(旧認定)認定更新2027/064社7新認定品へ
防爆検定証の差替必要
¥910,000
サニタリー継手 一部サイズ仕様変更2026/103社42新仕様品
ガスケット材質が変更
¥336,000
差圧伝送器 旧シリーズ生産中止2026/082031/082社3後継機種
通信仕様が異なる・要説明
¥585,000
今週検知した6件の合計想定売上:¥5,789,000(デモ値)。これは「気づけば売上、気づかなければ競合の売上」になる案件群です。

該当顧客の自動抽出 / 電子式圧力スイッチ Aシリーズ

過去10年の出荷実績を横断
顧客納入台数最終納入担当優先度
中部化成工業(株)四日市事業所62024/03名古屋・佐野高(台数最多)
知多製油(株)42023/11名古屋・佐野
遠州熱工業(株)浜松工場32025/06浜松・鈴木
富山合成樹脂(株)22022/08富山・寺岡
品川精機(株)大井工場22024/09東京・岩瀬
… ほか 9社 5台

AIが下書きした 提案文(顧客ごとに個別化)

宛先中部化成工業株式会社 四日市事業所 保全部 御中
件名【重要】ご使用中の圧力スイッチ 生産中止のご案内と、後継品のご提案
平素より大変お世話になっております。

貴社四日市事業所にて6台ご使用いただいております電子式圧力スイッチ Aシリーズにつきまして、メーカーより2026年12月をもって生産終了との案内がございました。
(保守部品の供給は2031年12月まで)

後継のA2シリーズ取付寸法に互換性があり、既存の配管を加工せずに交換が可能です。ただし出力配線の仕様が一部変更となるため、現地確認をおすすめしております。

突発故障による生産停止を避けるため、定期修繕のタイミングでの計画的な更新をご提案いたします。概算お見積を添付いたしました。

現地調査のご都合はいかがでしょうか。
AIの気づき: 中部化成工業様は定期修繕が例年2月のため、逆算すると10月までに商談・11月に発注が必要です。訪問候補日を営業カレンダーから3日分ピックアップしました。
参考ページ ── 単体機能としてはスコープ外です

ただし、ここに蓄積される「型式選定の判断基準」は ②型式特定AI の土台そのものです。今回のスコープと地続きの機能として、参考にご覧ください。

AI上司 ── ベテランの「型式の当て方」を継承する

型式選定ができる人が2〜3名に限られる状態は、会社としてのリスクです。過去の引合・選定理由・失注理由を蓄積し、若手が「なぜその型式なのか」まで聞ける状態を作ります。

AI上司との対話(入社2年目・佐野さん)

社内ナレッジ 4,280件を参照
食品工場のCIP配管の圧力計は?
精度等級の説明の仕方
JCSSと一般校正の説明
過去の失注理由を知りたい
ポンプの圧力計が壊れた
高温・ボイラー周りの注意点
レンジ(測定範囲)の選び方
新規開拓の切り口
(あえて)答えられない質問
食品工場のCIP配管に使う圧力計、何を選べばいい?
AI上司
CIP(定置洗浄)配管なら、まず「サニタリー仕様」かどうかを確認してください。ポイントは3つです。
  • 圧力導入部に隙間を作らない — 一般的なブルドン管式は液だまりができ、洗浄不良の原因に。ダイヤフラムシール(隔膜式)+サニタリー継手が基本形です。
  • 耐熱 — CIPは80〜90℃の熱アルカリ/熱酸を流します。封入液の耐熱と、シール材(ガスケット)の材質を確認。
  • 表面仕上げ — 客先の衛生基準によっては接液部の研磨仕上げ指定があります。先に聞いておくと後戻りしません。
先輩からの一言(ナレッジより):
「CIPと聞いたら、洗浄温度と洗浄液の種類を必ず先に聞く。ここを聞かずに見積を出すと、後から全部やり直しになる」
過去案件:三河食品工業 2025/09(受注) 濃尾製薬 2024/11(受注) ベテラン登録ナレッジ #218
今回のお客様は洗浄温度85℃、水酸化ナトリウム2%とのことです
AI上司
その条件なら接液部 SUS316L + ダイヤフラムシールで問題ありません。
  • 85℃は封入液の常用範囲内ですが、指示誤差が出るため「温度影響」をカタログで確認し、必要なら客先に説明を。
  • 2%NaOHはSUS316Lで耐食可。ただし塩素系洗浄剤が併用される現場では孔食のリスクがあるため、洗浄剤の全種類を確認してください。
  • 校正証明書の要否も同時に確認を。食品工場はHACCP対応で校正記録を求められることが増えています → 校正サービスの提案に繋がります。
提案の広げ方: 圧力計単体で終わらせず、「年1回の校正込み」で提案すると、翌年以降の更新需要が確定します。同社は既に8台を弊社で校正中です。
校正台帳:三河食品工業 8台 メーカーカタログ(温度影響)

ナレッジの蓄積と、育成への効果

過去の引合・選定記録
3,120
ベテラン登録ナレッジ
218
メーカーカタログ(AI検索可)
412社
失注理由の記録
530
従来
若手はその都度ベテランに聞く
ベテラン不在=業務が止まる
戦力化まで 約2〜3年
AI上司
まずAIに聞き、根拠つきで自走
ベテランは判断だけに集中
戦力化 約1年へ短縮(想定)
従業員65名の会社で型式選定ができる人が2〜3名という状態は、その方が抜けた瞬間に業務が止まることを意味します。AI上司は「増員せずに引合を増やす」ための装置です。
正直にお伝えすること: AIの回答はあくまで下書き・参考です。最終判断は必ず人が行う前提で設計します。誤答をゼロにはできないため、回答に必ず出典を添えることで検証可能にしています。

n8n ワークフロー図 ── 今回のスコープは 4本

①〜⑤でご説明した内容を、実際に n8n 上で組む構成として図解しました。AS/400 は入れ替えません。その外側にn8nを置き、隙間を埋めます。先頭の4タブが今回のスコープ、後半のグレーのタブは参考です。

WF-01 引合→見積作成
WF-02 型式特定AI
WF-03 AS/400 登録(受注・売上・発注)
HUB 全体構成
参考 相見積RFQ・催促
参考 校正期限→更新提案
参考 校正進捗・証明書
参考 廃番ウォッチ
n8n について(費用の目安): クラウド版は月額約5,000円から、セルフホスト版(自社サーバー設置)は無償で利用できます。ワークフローの本数に制限はありませんので、1つ作れば2つ目・3つ目は追加費用なく増やせます。社内サーバーに置けば、AS/400のデータが社外に出ることもありません。
トリガー
EC写真判定フォーム/メール添付/FAX受信
実行頻度
受信の都度(イベント駆動)
想定ノード数
11ノード / 実装難易度 ★★★
期待効果
型式特定 12分 → 40秒/属人化の解消

WF-02 型式特定AI / 型番なし・省略・誤りから候補型式を提示

n8n workflow
引合を受信
EC写真判定/メール/FAX
Webhook / IMAP Trigger
入力種別で分岐
写真/旧型番/FAX
Switch
銘板・文字盤を読取
レンジ/接続/材質/等級
AI Vision
FAX・図面のOCR
手書き仕様も抽出
OCR + AI
旧型番を正規化
表記ゆれ・廃番を吸収
Code
仕様を1件に統合
不足項目を洗い出し
Merge
型式マスタ+出荷実績
類似仕様を検索
Vector Store / DB
在庫センターへ照会
在庫数・即納可否
HTTP Request
候補型式をランキング
確度・根拠・不足情報を付与
AI Agent
担当へ候補を提示
Teams/Slack/メール
Slack / Teams
顧客への回答を下書き
確認事項を1問だけ添える
Gmail Draft
トリガー AI処理 制御・変換 既存システム連携 出力・通知 在庫センター
このフローの肝: 精度を決めるのは AI ではなく 「過去の出荷実績」です。同じ客先・似た用途で過去に何を出したかを検索させることで、カタログだけでは出せない候補が出ます。導入後も担当者の最終選択を学習させ続ける設計にします。
トリガー
FAX受信/メール受信/EC問合せ/電話録音
実行頻度
受信の都度(1日30〜40件想定)
想定ノード数
9ノード / 実装難易度 ★★
期待効果
見積作成 −55%/引合の取りこぼしゼロ

WF-01 引合 → 見積作成(AS/400 01 見積入力へ)

n8n workflow
引合を受信
FAX/メール/EC/電話
IMAP / Webhook
項目を抽出
顧客/型式/数量/納期
OCR + AI(構造化)
型式の正規化・名寄せ
顧客マスタと突合
Code + DB Lookup
在庫・過去見積を照会
前回単価・粗利率
基幹 DB / HTTP
仕入価格を参照
メーカー価格表・掛率
Spreadsheet / DB
情報を統合
在庫・原価・履歴
Merge
見積ドラフト生成
粗利率チェック・注記付与
AI Agent
基幹へ見積を起票
見積No.を採番
HTTP / CSV
担当へ承認依頼
修正して送付
Teams / Slack
このフローの肝: AIは「送信」しません。作るのは下書きまでで、送付は必ず人が承認します。金額が絡む処理を全自動にしないことが、社内の合意を得る最短ルートです。
トリガー
相見積依頼の確定(担当者の承認)
実行頻度
案件都度 + 48時間後の催促バッチ
想定ノード数
10ノード / 実装難易度 ★★★
期待効果
照会・催促 −71%/回答待ちの短縮

WF-03 相見積RFQ 一斉配信 → 回答集約 → 自動催促

n8n workflow
RFQ依頼を確定
担当者が対象を承認
Webhook
仕入先を抽出
取扱範囲・実績・納期
Code + DB
メールで一斉送信
仕入先ごとの定型文
Gmail / SMTP
FAXで送信
FAX運用の仕入先向け
FAX API / 複合機
Web発注ポータル
メーカー直の入力代行
HTTP Request
回答を待機
48時間でタイムアウト
Wait
返信メールを取得
件名・案件No.で紐付け
IMAP Trigger
単価・納期を構造化
数量条件・オプションも
AI(構造化抽出)
比較表を生成
価格×納期で推奨を提示
Sheet / 画面
未回答へ自動催促
48h/96hの2段階
Gmail / FAX
運用上の配慮: 仕入先との関係性は商社にとって資産です。「自動送信する相手」と「人が送る相手」をマスタで分ける設計にし、機微な取引先へは従来通り人が連絡する運用を推奨します。
トリガー
校正依頼の受付(EC/フォーム/メール)
実行頻度
受付の都度+各工程の完了時
想定ノード数
9ノード / 実装難易度 ★★★★
期待効果
書類作成 −48%/進捗問合せ −78%

WF-04 校正 進捗自動更新 → 証明書・成績表の自動生成

n8n workflow
校正依頼を受付
EC/フォーム/メール
Webhook / IMAP
受付番号を発番
校正台帳へ登録・概算見積
DB Insert
荷受スキャン
個体番号を台帳と照合
HTTP / DB
顧客へ受領通知
個体一覧・返送予定日
Gmail
測定値を取込
標準器・作業記録
CSV / DB
証明書PDFを生成
JCSS/成績表/体系図
Template + PDF
有資格者が承認
未承認なら差戻し
IF + 承認画面
返送手配・送り状
配送業者へ連携
HTTP / 帳票
完了通知+次回期限登録
WF-05 の入口になる
Gmail + DB
認定制度への配慮: JCSS(ISO/IEC 17025)に関わる部分は、証明書の様式・記載事項・承認者を現行のまま再現します。自動化するのは「転記」と「体裁づくり」だけで、校正結果の判定と署名は必ず有資格者が行います。処理ログが残るため、監査対応はむしろ楽になります。
トリガー
スケジュール実行(毎日 6:00)
実行頻度
1日1回/全台帳を判定
想定ノード数
9ノード / 実装難易度 ★★
期待効果
更新率 54% → 81%/ストック収益化

WF-05 校正期限アラート → 更新提案の自動化 最優先

n8n workflow
毎日 6:00 に起動
営業日のみ実行
Schedule Trigger
計器台帳を判定
3,840台の次回期限を計算
Postgres / DB
残日数で分岐
90日/60日/30日前
Switch
担当営業へ通知
拠点・担当別に振分け
Teams / Slack
案内文+見積を生成
計器台帳PDFも添付
AI + PDF
未反応→架電リスト
30日前で電話に切替
Sheet / CRM
担当が内容を承認
修正してから送信
承認画面
顧客へ送信
案内+見積+台帳
Gmail
CRMへ商談登録
反応をステータス管理
CRM API
このフローの肝: 技術的には7本の中で最もシンプルです。にもかかわらず収益インパクトが最大。「難しいものから作らない」という意味で、最初に着手すべきワークフローだと考えています。必要なのはAIではなく、校正履歴のデータ化だけです。
トリガー
毎朝のサイト巡回+メーカー案内メール受信
実行頻度
毎日 6:30/メール受信の都度
想定ノード数
8ノード / 実装難易度 ★★★
期待効果
更新需要の先取り(週 約¥5.8M 相当を検知)

WF-06 廃番・後継品ウォッチ → 該当顧客の自動抽出

n8n workflow
毎朝 6:30 に巡回
メーカー412社
Schedule Trigger
案内メールを受信
生産中止・仕様変更
IMAP Trigger
ページ・PDFを取得
差分のみ処理
HTTP + Extract File
廃番情報を抽出
型式/終了日/後継品
AI(構造化抽出)
該当顧客を抽出
過去10年の出荷実績を横断
基幹 DB クエリ
提案文を個別生成
台数・時期・互換性を反映
AI Agent
営業へリスト通知
優先度・想定売上つき
Teams / Slack
提案メールを下書き
送信は人が判断
Gmail Draft
このフローの肝: 情報を集めること自体は難しくありません。価値は「その型式を誰に納めたか」を即座に引ける点にあります。過去の出荷実績データが横串で検索できるかが実装可否の分かれ目です。
トリガー
見積承認(担当者が1クリック)
実行頻度
受注の都度(月400件想定)
想定ノード数
9ノード / 実装難易度 ★★
期待効果
AS/400 打鍵 −86%/転記ミスの解消

WF-03 AS/400 登録 / 見積承認 → 01・02・03・04 の4伝票へ

n8n workflow
見積承認
1クリックのみ
Webhook
項目マッピング
得意先CD・品目CD・掛率・税区分へ変換/必須項目のチェック
Code + AI 補正
AS/400 01 見積登録
見積ヘッダ+明細
HTTP Request → IWS REST
AS/400 02 受注登録
在庫引当は基幹側ロジック
HTTP Request → IWS REST
AS/400 03 売上登録
出荷実績をトリガに後日実行
HTTP Request → IWS REST
AS/400 04 発注登録
引当不可分を仕入先別に分割
HTTP Request → IWS REST
納品書・注文書 生成
既存様式のままPDF出力
Template + PDF
チャットワーク通知
登録結果と要確認事項
HTTP Request
このフローの肝: AS/400 への接続は HTTP Request ノード → Integrated Web Services(IWS)で公開した既存RPGプログラム という構成を想定しています。テーブルへの直接INSERTはしません。在庫引当・採番・与信チェックといった業務ロジックは基幹側にあるため、人が打鍵したのと同じ処理を呼ぶのが最も安全だからです。
この方式が取れない場合は、受付テーブル方式(Db2にテーブルを1本足し、既存の取込処理で本登録する)に切り替えます。どちらになるかは ④AS/400連携 の確認結果で決まります。

全体構成 ── AS/400 は入れ替えず、外側で束ねる

n8n オーケストレーション
1
① 引合(何で届いてもOK)FAX・メール・電話・EC
2
② n8n+AIが組み立てる型式特定・見積明細・項目マッピング
3
③ AS/400 へ登録+帳票01 見積/02 受注/03 売上/04 発注
n8n + AI 処理層(全体の中心)
すべての入力がここを通り、既存システムへ配信
FAX
手書きの引合・注文
メール
引合・メーカー回答
電話
音声を文字起こし
現物写真
銘板・文字盤
EC 注文・校正申込
圧力計PROショップ
n8n + AI 処理層
型式特定/見積組立/AS/400登録/帳票生成
3 workflows(今回スコープ)
AS/400 01 見積
見積ヘッダ・明細
AS/400 02 受注
在庫引当・納期
AS/400 03 売上
売上計上・請求
AS/400 04 発注
仕入先別に分割
帳票(PDF)
納品書・注文書
チャットワーク
結果通知・要確認
入力チャネル n8n+AI処理層 既存システム 自動出力 在庫センター
AS/400 は替えない
基幹の入替は不要。今の販売管理システムに「つなぐ」だけ。止めても既存業務は動きます。
自社サーバーに置ける
n8nのセルフホスト版は無償。社内に置けば、AS/400 のデータが社外に出ない構成が選べます。
人数課金ではない
ユーザー数で費用が膨らむ仕組みではないため、65名全員が使っても構成は変わりません。
図が仕様書になる
画面上のワークフロー図がそのまま業務手順書に。坂野様ご自身での内製移管もしやすい構成です。

ワークフロー 一覧(今回スコープの3本 + 参考4本)

No.ワークフロートリガー主な連携先難易度効果前提となるもの推奨フェーズ
WF-03AS/400 登録(受注・売上・発注)見積承認AS/400(IBM i)・帳票・チャットワーク★★AS/400への接続方式の確定フェーズ1
WF-01引合 → 見積作成受信の都度AS/400(01 見積入力)・価格表★★読み取り済みデータ・過去見積フェーズ2
WF-02型式特定AI受信の都度品目マスタ・過去出荷実績★★★★最大過去の引合と確定型式のペア(フェーズ0で検証)フェーズ3
参考校正期限→更新提案毎日 6:00校正台帳・CRM・メール★★過去の校正履歴データスコープ外
参考相見積RFQ・自動催促案件都度メール・FAX・Web発注★★★仕入先マスタ(送信可否区分)スコープ外
参考廃番・後継品ウォッチ毎朝/メールメーカーサイト・基幹★★★出荷実績の横断検索スコープ外
参考校正進捗・証明書生成受付・工程完了校正システム・帳票・メール★★★★現行の証明書様式・承認フロースコープ外
順番にご注目ください。最も価値が大きいのは WF-02(型式特定AI)ですが、あえて最後に置いています。理由は2つ。①WF-01・WF-03を先に動かすと、「引合の文面 → 確定した型式」のデータが自動で溜まる(=WF-02の燃料になる)。②難しいものを最初に作ると、効果が出る前に費用だけが先行します。効果が読める順に着手するのが、8/4のご懸念への私たちの答えです。

導入ステップと、想定されるご懸念への回答

8/4に坂野様がおっしゃった「完成する見込みが立たないまま費用がかかると、決裁が取りづらい」。これに正面から応える進め方をご提案します。いちばん怖い部分(型式特定の精度)を、作る前に・低コストで確かめるという順番です。

フェーズ0 = 作らずに、精度だけ先に測る

過去1年分の引合(原本)と、それに対して最終的に出荷した型式のペアを 300〜500件ご提供いただければ、システムを作らずに机上で精度を測れます。「自信度90%以上のものが全体の何%で、その正解率は何%だったか」——この実測値が出れば、費用対効果を数字で判断できます。ここまでは費用をいただきません。

進め方(一例)── 費用が発生するタイミングを明示しています

期間は貴社の体制・データ整備状況により変動します
〜1ヶ月1-2ヶ月2-3ヶ月3-4ヶ月4-6ヶ月6-8ヶ月8-12ヶ月
P0 AS/400 の接続方式を確認
事前確認シートの6項目・保守ベンダー様と
無償
P0 過去データで型式特定の精度を実測
引合原本+確定型式 300〜500件
無償
◆ ここで見積を提出
「何を・いつまでに作るか」を1本で
判断
P1 WF-03 AS/400 登録(受注・売上・発注)
精度の議論が不要・効果が読みやすい
構築→運用
P2 WF-01 引合 → 見積作成
見積入力までを自動化
構築→運用
P3 WF-02 型式特定AI(しきい値99%で開始)
P1・P2で溜まったデータが燃料になる
構築→運用→しきい値調整
内製移管・運用定着支援
坂野様が自分で作れる状態へ
引継ぎ
フェーズ0=「できるか」を確かめる
接続方式の確認と、過去データによる精度実測。ここは費用をいただきません。結果が悪ければ「やらない」という判断も当然あり得ます。
フェーズ1=いちばん確実なところから
AS/400への登録自動化。決まった内容を決まった場所に入れるだけなので、精度の不確実性がありません。効果も打鍵時間で測れます。
フェーズ2=見積作成へ広げる
フェーズ1の登録口が出来ているので、あとは見積を組み立てて流し込むだけ。ここで「引合の文面→確定型式」のデータが自動で溜まり始めます。
フェーズ3=いちばん難しいところ
型式特定AI。しきい値99%=全件人が確認から始めるので、業務品質は落ちません。実測しながら自動化率を上げていきます。
上記の期間は一例です。実際の期間・費用は、フェーズ0の結果と御社の体制を踏まえて確定し、「この期間に、これを作ります」という1本のお見積としてご提出します。

想定されるご懸念と、率直な回答

クリックで開きます
精度が90〜95%ないと使えない。そこまで出せるのか?
「全件で95%」は、正直お約束できません。できると言う会社があれば、その根拠を必ず確かめてください。
私たちがご提案するのは、AIに自信度を返させ、しきい値以上のものだけ自動で流すやり方です。この設計なら「自動で流す部分の精度」は御社が決める設定値になります。しきい値99%で始めれば実効精度は99%以上、代わりに自動化率は下がる——という調整可能なトレードオフに変わります。
そして「では実際どのくらいの分布になるのか」は、過去データで作る前に測れます(フェーズ0)。詳しくは ③精度の設計 をご覧ください。
定義が死ぬほどあって、そもそも定義しきれない
定義は書き出しません。「これだからこれ」というルールを人が列挙する方式は、数百万型式・数十年分の例外がある御社では絶対に終わりません
代わりに使うのは 「過去の引合の文面」と「最終的に出荷した型式」のペアだけです。これは すでに御社の基幹システムとメール/FAX原本の中にあります。ルールを言語化する工程そのものを省くのが、今回のご提案の要です。
AS/400 は引き出すのは得意だが、書き込むのは苦手では?
「5250画面に外から打ち込む」のは確かに脆いです。その点のご懸念は正当です。私たちもその方式は推奨しません。
ただし書き込みの入口は画面だけではありません。IBM i には Db2 for i が統合されており、既存のRPGプログラムは Integrated Web Services(IBM i 標準機能)でREST API化したり、SQLストアドプロシージャとして呼び出すことができます。画面ではなく、画面の裏側へ正規の手順で入れるのが正しいやり方です。
どの方式が取れるかは御社の構成次第ですので、④AS/400連携 の事前確認シートで先に確かめさせてください。
完成の見込みが立たないまま、打ち合わせに費用がかかるのは決裁が取りづらい
ごもっともです。この点は進め方を変えてご提案します。
フェーズ0(AS/400の接続方式の確認 + 過去データによる精度実測)までは費用をいただきません。そのうえで「何を・いつまでに作るか」を確定し、期間と金額を1本のお見積としてご提出します。
つまり、お金の話になるのは「できる/できない」と「どのくらい効くか」がはっきりしてからです。フェーズ0の結果が悪ければ「やらない」というご判断も当然あり得ますし、それで構いません。
「これを作ってください」と丸ごとお任せすることはできるか
できます。弊社はもともとシステム開発会社ですので、要件が固まっていれば受託開発として承ります。
ただ今回は要件そのものがまだ固まっていない状態です(型式特定のルールが定義できない、というのがまさにそれです)。この状態で「言われたとおりに作る」と、使われないものが出来上がるリスクが高い。
ですのでフェーズ0だけご一緒させてください。そこで要件が固まれば、あとは丸ごとお任せいただく形でも問題ありません。
基幹システムを触るのは怖い。止まったら業務が終わる
AS/400 のプログラムには手を入れません。最も安全な「受付テーブル方式」なら、Db2 for i にテーブルを1本追加するだけで、既存のプログラムは1行も変更しません。
また、まずは「参照だけ」から始め、書き込みは人が承認したうえで実行する設計にします。万一 n8n が停止してもAS/400 はこれまで通り動きます。従来の手打鍵に戻るだけで、業務は止まりません。n8nのワークフローは1クリックで停止できます。
取引データを外部のAIに渡して大丈夫か
n8nは自社サーバーに設置できます(セルフホスト版は無償)。AS/400 との通信を社内ネットワーク内で完結させる構成が選べる点が、クラウドSaaSとの決定的な違いです。
AIを使う処理についても、①社外に出す項目を限定する(顧客名・金額を伏せて仕様文言だけ渡す)、②社内で動かせるモデルを使う、といった選択肢があります。御社では Gemini をお使いとのことでしたので、Google Workspace との組み合わせも前提にできます。
業務が多すぎて、全部を説明しきれない
全部を説明していただく必要はありません。むしろ、1件の実例を最後まで見せていただくほうが有効です。
「この引合が来て、この画面をこう開いて、こう調べて、ここに打った」という1本の流れを1件だけ。それが分かれば、残りは類推できますし、分からない部分はその都度お聞きします。
次回(8/25)は、実際の引合を1〜2件、画面を見せていただきながらご説明いただくのが最も効率的だと考えています。
他社にも相談している。何を基準に選べばよいか
比較されるのは当然だと思います。判断材料として、各社に同じ3つを聞いてみてください。
「型式特定の精度は何%出ますか」 — 数字を即答する会社は要注意です。データを見ずに分かるはずがありません。
「AS/400 へはどの方式で書き込みますか」 — 「RPAで画面を操作します」と答えたら、その脆さを確認してください。
「精度が出なかったときはどうしますか」 — 出なかった場合の設計(自信度による振り分け)を持っているかどうかが分かれ目です。
この3つに具体的に答えられる会社であれば、弊社でなくても大丈夫だと考えています。

次回、確認させていただきたいこと

この回答で提案の精度が大きく変わります
AS/400(IBM i)まわり ── これが最優先です
1IBM i のバージョンDSPPTF の先頭 VxRxMx/保守ベンダー様へのご確認でも可)
2IBM HTTP Server for i(5770-DG1)の導入有無GO LICPGM → オプション10)
3見積入力・受注入力の裏のプログラム名とソースの有無(保守ベンダー様へ)
4外部から Db2 for i へ ODBC/JDBC 接続してよいか(社内ネットワーク内に限定で可)
5保守ベンダー様のお名前と、依頼できる作業範囲
6他システムからのCSV取込の枠が既にあるか(夜間バッチ等)
フェーズ0(精度検証)のためのデータ
7過去の引合の原本(FAX画像/メール本文)300〜500件と、それぞれに対して最終的に出荷した型式
8品目マスタ(型式・仕様項目)のエクスポートは可能か。項目は何を持っているか
9「型番で来る/省略/型番なし/間違い」のおおよその比率(体感で構いません)
101件あたりの平均処理時間(型式特定/見積作成/受注登録/発注登録の内訳)
業務ボリューム・体制
111日/月あたりの引合件数と、FAX・メール・電話・ECの比率
12受注1件あたり、平均で何社へ発注が発生しますか
13型式特定ができる方は何名か。新入社員が一人で見積を作れるまでの期間は
14決裁者・決裁フロー・予算枠とご検討時期
次回いちばんお願いしたいこと: 実際の引合を1〜2件、画面を見ながら最後まで追わせてください。「この引合が来て → こう調べて → ここに打った」という1本の流れが分かれば、あとは類推できます。全業務をご説明いただく必要はありません。

本モックの前提とお断り

1. 機能・業務フローはすべて「仮定」です。
本デモに登場する画面・機能・業務手順は、貴社ホームページの公開情報と、計測制御分野の専門商社という業界特性から弊社が想定したものです。実際の御社の運用と異なる可能性が高く、実運用の設計は貴社へのヒアリングを経た協議のうえで決定いたします。

2. 数値はすべてデモ用の試算値です。
削減率・件数・金額・更新率などは、業務ボリュームを仮に置いた試算です。実際の効果は現状値を計測したうえで算出します。

3. 型式・在庫数・価格・企業名はダミーです。
御社が実際にどのメーカー・型式を扱われているかは把握しておりません。画面上の型式・在庫数・価格はすべて架空のデモデータであり、登場する顧客企業名も実在の企業とは関係のない架空名です。

4. モックはここまで作り込む必要はありません。
実際の開発では、この画面をそのまま再現するのではなく、必要な機能だけを、必要な形で実装します。本モックは「こういうことができる」というイメージ共有のための資料です。
デモ用モック